◇「バウラック通信」11号について ―― お詫びと訂正のお願い
p13(見た人の証言から考える「慰安婦」問題―『沖縄戦場の記憶と「慰安所」を通して―』)/右段最下行以下の文章において、太字部分が脱落しています。まことに恐縮ですが、太字部分を補ってお読みください。
第三部では、まず、第二部で取り上げた飛行場周辺の「慰安所」にとらわれず、慶良間諸島や沖縄本島北部など、飛行場建設は行われていないが戦場に巻き込まれた地域なども視野に入れた。さらに米軍が上陸していない島も分析対象にしている。それは、すでに人々の間で広まった「地上戦の予感」と「性」に対する恐怖が、どのようなものであったのかを考えるためであった。特に第三部の第九章、宮古島における証言調査は、著者の宮古島と韓国の調査記録(2007年)と、中原道子・尹貞玉・高里鈴代を共同代表とする「日韓共同『日本軍慰安所』宮古島調査団」の一員として調査した2008年から2年に及ぶ調査記録をもとにしている。
執筆者の洪ゆんしんさん、そして読者の皆さんに、編集委員会の不注意、不手際で、このような甚大な過誤を生じさせてしまったことを深くお詫びします。(編集委員会)